飲食店の内装をDIYするメリットとデメリット

飲食店の内装はDIYできる?!メリットやデメリットも紹介します。

飲食店の内装が重要である理由

飲食店の内装はお店の雰囲気を左右するうえで重要なポイントといえます。多くの飲食店が存在する中で味だけで他店との差別化を図ることは難しい現状があります。同じような味で同じような価格帯の店舗があった場合に決め手となるもののひとつに店舗の内装が関係します。お店の雰囲気、店内の清潔感、内装に特徴があるお店のほうを魅力的と感じ、そちらに足を運ぶという場合も多いのではないでしょうか。また味や価格にかかわらず、店舗の空間を重視するという場合もあるのです。このように飲食店において店舗の内装は差別化のポイントとして重要と考えられる理由となります。

飲食店内装工事の内容

飲食店の内装では壁紙を張り替えたり、インテリアを変更するといったような一般的な家のリフォームとは大きく違います。飲食店の内装工事では電気やガス、水道、空調、入口などを含んだものを内装工事とよびます。それらの設備工事の内容によって、また飲食店の業種によって内装工事の費用も大きく変わってきます。専門的な工事も含まれるため、内装工事業者に依頼する場合が多くみられます。一般的に飲食店の内装工事の種類は下記が含まれます。 

デザイン

店舗全体のレイアウトや動線、厨房やインテリアのレイアウトまでを考えます。

内装工事

床や壁の張り替えや天井の工事などを主におこないます。

設備工事

ガス、水道、空調、入口など飲食店に必要となる設備の工事をおこないます。

インテリア

店舗のデザインに合わせて、家具や備品のアドバイスなどもおこないます。

入口

店舗の第一印象ともいえる入口の工事をおこないます。

それぞれを別々に依頼することも可能ですが、時間や費用がかかるという一面があります。上記を一括でおこなう内装工事業者であれば、費用を抑えることができ、スムーズに工事が進みます。また業種の違いによる内装工事の相場を坪単価で紹介します。

カフェ 15万円~
レストラン 25万円~
ラーメン店 30万円~
和食専門店 35万円~
焼肉店 50万円~

カフェでは、ドリンクがメインとなるため厨房設備が少なく済むため工事費用を抑えることが可能です。一方でレストランでは食事がメインとなるため厨房設備はカフェよりもしっかりしたものとなりその分工事にかかる費用が増えると考えられます。和食専門店では、提供されるメニューの単価が高いことが多く、それに合わせて高級感をだす内装となる傾向があります。焼肉店では、通常の飲食店と違い特別な排気設備や空調などが必要となり、設備費用にかかる部分が大きくなります。

飲食店内装はDIYできる?

家のリフォームなどをDIYすることは一般的となり、それらの様子をTVなどで放送するしているものを見たことがあるひともいるかもしれません。それでは飲食店の内装をDIYすることも可能なのでしょうか。結論からいうと、できるところとできないところがあるという理解が必要です。それでは、DIYできるところとできないところをみていきましょう。

DIY可能

・壁と床のリフォーム

最もDIYしやすい箇所としてあげられるのが壁や床となります。壁紙を張り替えるだけでも大きな変化を感じることができます。壁紙にかぎらず、塗装やペインティングによる方法もあります。壁紙を貼るよりも時間がかかる作業となるため、期間に余裕をみておこなうことをおすすめします。

床もクッションシートを貼ったりタイルを敷き詰めるだけで簡単に印象を変えることが可能となります。一方で床にフローリング材を打ち付けるなどの作業は難易度があがるので慎重におこないましょう。  

・照明器具や簡単な棚

照明器具の交換はDIY可能です。壁や床のリフォームに合わせて、照明を交換することで統一感を持たせることができ、雰囲気が大きくかわります。壁に少しの穴をあけて簡単な棚を設置するなどのDIYも可能です。

DIY不可能

店舗内装工事には設備工事が含まれることを説明しました。電気を含むガス、水道など、配管工事とよばれるものは作業に資格を必要とします。資格を持たずに工事をおこない、その後トラブルがあった場合には保険がおりずに補修や弁償などさまざまな費用が大きくかさむことが考えられます。
  
入り口やなどの開口部、階段や柱などは、建物全体の構造に関わる部分であるため安易にDIYをおこなうことはできません。またカウンターや吊るすタイプの食器棚やインテリアなど、耐久性を要する箇所についても危険を伴う可能性があるためDIYはおすすめできません。つまり、大きな事故やトラブルにつながるような危険性がある箇所は。お客様の安全を確保できないためDIYは不可能となります。

飲食店の内装をDIYするメリットとデメリット

メリット

・費用を抑えることができる

DIYするための材料費だけで済むと考えると、内装工事費用を大きく抑えることが可能となります。できるだけ安いホームセンターなどを利用することで材料費も削減することが可能となるかもしれません。

・自分の好みのデザインにすることができる

自身でおこなうため、希望通りのデザインに仕上げることが可能です。内装工事業者に依頼する場合には細かい部分までのイメージが伝わりずらいといった部分もあるため、考えたいたものとは違う仕上がりになってしまったといった事態を避けることもできるでしょう。

デメリット

・安全面の不安

DIYをおこなった場合の一番のデメリットともいえるのが安全面の不安です。取付が甘かったり、強度が足りなかったりすることで、事故やトラブルが起きる場合もあることを頭に入れておく必要があります。

・時間と手間

内装工事業者に依頼すると、プロによる工事で期日までにきっちりと仕上げるといった仕事をしてくれます。DIYの場合にはなれない作業などで予想よりも時間がかかることが考えられ、期間内に終わらせることができない可能性も考えられます。DIYをおこなう際には、時間に余裕をもつ必用があります。

飲食店の内装をDIYする際の注意点

最初にDIYをした場合と内装工事業者に依頼した場合の費用を比較しておきましょう。思い通りの内装にしようとするあまり、材料費がかかってしまい、安くするつもりで始めたDIYが、結果的に高くついてしまう場合もあるので注意が必要です。時間と手間をかけてDIYにチャレンジしても、満足できる内装に仕上がるとは限らず、またDIYをおこなう際の労力や買い出しの手間なども考慮して全体をみる必要があります。

まとめ

店舗の内装をDIYでおこなう場合には、安全にできる範囲で無理なくおこなうことをおすすめします。専門的な部分やDIYできない部分は内装工事業者にまかせるといった判断が必要となります。また内装工事業者はさまざまなアイディアやテクニックをもっているので、DIYをするよりも安く済むことも考えられるのです。事前の打ち合わせなどで予算や希望を詳細に伝えることでできるだけ理想に近づける努力をしてくれるでしょう。

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