街を歩いていてよくみかけるスタンド看板について解説します。
看板の目的
看板は、主に店舗の宣伝や告知、通知などに使われます。主に屋外に使用されるものを指しますが、広い意味ではディスプレイ用のパネルなどの屋内で使用されるものも看板と見なされます。
看板を設置する目的には、大きく2通りのタイプがあると考えられます。
1つは、お店の存在や営業しているかを知らせるための看板です。看板を掲示する場所に存在する店舗や会社の名称の掲示するものです。そしてもう1つは具体的な商材や価格、イベントなどを知らせる看板で、どちらも一般の広告目的が主となります。
その他に順路や避難路などの表示、注意喚起のための看板などもあります。
さらに、看板自体を美術作品として制作することもあり、それらは看板芸術や看板アートなどと呼ばれることもあります。
スタンド看板とは
看板と聞くと一般的に高所に取り付けられている大きなものを想像する人も多いのではないでしょうか。スタンド看板とは、歩いているときにみかけることの多く、街中で店舗の前に置いてある目線上にあるタイプの看板のことを指します。看板の中でも比較的サイズが小さく、気軽に設置できるものがスタンド看板ということになります。
文字通り、立てかけて使用するタイプの看板であり、立て看板と呼ばれることもあります。主に屋外で使用されることが多いため、素材は木やプラスチック、ステンレスなど、ある程度耐久性のあるものが多くみられ、通常は板状のものになっているものが一般的です。
近年のスタンド看板は、耐久性が高く、低コストであるアルミ複合板が広く使用されています。黒板風のおしゃれなタイプのものや、ピカピカ光るもの、スタイリッシュな金属製のものなどあらゆるスタンド看板が街中にはあふれています。
スタンド看板の種類
スタンド看板にはいくつかの種類があります。それらを紹介します。
A型看板
看板を横から見た際に、アルファベットのAの形に似ていることからこの名前で呼ばれているもので、スタンド看板の中でもっともよく使用されている種類といえます。
片側だけを看板として使えるものと両側を看板として使えるものがありますが、どちらからも見ることができるという点で両側を使用できるものを選ぶことをおすすめします。
また仕様としては、看板そのものにデザインを印刷するもの、ポスターのような紙をはめこむことができるタイプのもの、黒板になっていてチョークで書き込むタイプのものなどがあります。夜間の営業がメインの店舗の場合にはLED電飾によって光らせることができる看板も選択することが可能です。お店のスタイルや営業時間に合わせて選ぶといいでしょう。
A型看板の大きさは平均的に1m程度のものが一般的ですが、1m以下の小型サイズや2m以上の大型サイズまで幅広い展開があります。Ａ型看板はほとんどが折りたためる仕様になっているため、閉店後に店内にて保管する際も場所を取りません。
T型看板
看板を逆さにしたときにアルファベットのTに見える形状からこの名称となっており、タワーサイン看板とも呼ばれることもあります。
看板自体を支えるスタンド部分がA型看板よりもしっかりしており、すっきりとしたデザインでありながら、安定性があり、倒れる心配も少ないといえます。縦長や横長など、さまざまなサイズや形の展開がされています。
また屋外で使える蛍光灯やLEDなどが内蔵され内照式のものは、電飾スタンドといわれます。日が落ち、暗くなってからも外で使用する場合は電飾スタンドが視認性を上げる効果が高いといえます。
表示面は手書きのもの、フィルムや印刷物を貼り付ける方法があります。
L型看板
横から見たときにアルファベットのLに見えることからL型看板といわれているものです。表示面が広く、傾斜となっているため、見やすさに長けているものといえますが片面だけの表示となってしまいます。特に省スペースといえるL型看板はなため、屋内でも多く活用されています。
R型看板
形状はL型看板と同様のものとなっていますが、表示面にカーブがついているものとなります。おしゃれ感や高級感をだすことができる看板といえます。
バナースタンド
印刷物やのぼりなどを取り付けるもので、バナースタンドで一般的なものは、ロールスクリーンを巻き取るロールアップバナーです。縦2m、横1m以下と比較的大きく感じられますが、アルミ製のもが多く、ロールスクリーンは収納ができるため、持ち運びがしやすい、また表示面を取り換えやすいといった特徴があり、イベントなどで活用されるケースが多くみられます。
スタンド看板のメリット
低コスト
高所などの大きな看板に比べ、取り付け作業が必要のないスタンド看板は、工事費がかかりません。またスタンド看板の価格自体もリーズナブルとなっていて入れ替えたり書き換えたりすることができるものであれば、何度も繰り返し使用でき、買い替えの必要もありません。
手間がかからない
店頭に置くだけで簡単に設置でき、片付けもあっという間にでき、手間がかかりません。初期の工事もないため気軽に設置することが可能です。
場所をとらない
何よりもコンパクトであることがメリットといえます。移動も簡単にできることから、屋外に置いたり、店内に置いたりと天候や状況に合わせて、置く場所を変えることもできます。
通行人の目をひくことができる
大きな壁かけの看板よりも、目線上にあるスタンド看板は人の目に留まりやすいというメリットがあります。より目立つところに置くことで高い集客効果を得ることも可能といえます。
種類が豊富
上記で説明したようにスタンド看板にはさまざまな種類があり、その中から好みのものを選ぶことができます。またA型看板の中でも表示面に違いがあったり、T型看板でも電飾ができたりと、カスタマイズできたりと差別化をはかることも可能です。
スタンド看板の使い方
看板はそこの店舗があること、営業中であることをアピールするために欠かせないものです。看板ひとつで集客率にも差がでるといっても過言ではありません。
近年ではスタンド看板を導入している店舗は非常に多く、毎日看板を書き換えたり、新商品をアピールしたりとオリジナルの看板として活用している例あります。
このようにスタンド看板は集客に大きな可能性をもっているといえます。
まとめ
店舗経営には、スタンド看板で集客するのが効果的です。スタンド看板の特徴やメリットを理解し、活用することで大きな効果を発揮してくれることでしょう。店舗のイメージやコンセプトにあった種類を選ぶことが重要です。
