内装工事は「投資」です。失敗しないための業者選び3つのポイント

飲食店を開業する際の初期費用において内装工事費は大きな出費のひとつです。しかし、適切な内装工事業者を選ぶことで売り上げにつながる投資となります。3つのポイントを押さえて最適な業者に依頼するようにしましょう。

飲食店の内装工事費用

飲食店の内装工事費用は坪単価で計算される場合が多いといえます。一般的に、居抜き物件で30~60万円/坪、スケルトン物件で50~80万円/坪が相場ですが、物件の立地や、建物の種類、飲食店の業種、内装のグレードなどで大きな変動がみられます。特に、排気設備が必要な焼肉店や本格的な厨房が必要なレストランは高額になる傾向があります。正確な費用を把握するには、複数の業者から見積もりを取得し、比較検討することが重要でしょう。

投資である内装工事

内装工事には高額な費用がかかります。しかしながら飲食店における内装工事は大きな「投資」といえます。

資産形成としての投資

内装工事は、店舗の価値を高め、営業に必要な資産となります。内装工事の費用のうち、設備投資に該当する部分は「固定資産」として計上され、減価償却を行う必要があります。この減価償却を正しく行うことで、複数年にわたり経費として計上され、長期的に節税効果を得ることができます。

収益を生むための投資

内装のデザインや動線設計によって、客単価や回転率が向上する可能性があります。雰囲気やブランドイメージが集客に直結するため、将来的な売上増加を狙う営業投資の性質を持つといえるでしょう。

内装工事は、雰囲気や快適性、ブランド価値などを高める効果があり、来店した人たちの直接的な体験となります。つまり飲食店においては、戦略的な投資と位置づけることができるのです。

失敗しないための内装工事業者選び3つのポイント

上記で説明したように飲食店の成功は「味」や「立地」だけでなく、内装工事のクオリティに大きく左右されます。そのため内装工事業者選びは重要なポイントとなります。内装工事を失敗しないためにもどのような業者をせんたくするべきかを把握しておきましょう。

飲食店を手掛けた実績がある

内装工事とひとことでいっても、一般住宅やオフィスなど種類はさまざまあります。飲食店特有の動線設計や消防法、保健所基準への理解を心得ている内装工事業者は過去に飲食店の施工実績があるということになります。飲食店は厨房の動線・換気・衛生面・消防法規など専門知識が必要となります。過去に飲食店の施工実績があるか、カフェ、居酒屋、ラーメン店など同業種の施工事例があるかを必ず確認しましょう。施工事例写真や、導入後の売上改善事例などを確認するとなおいいでしょう。

デザインとコストの両立

デザイン性だけを重視すると予算オーバー、コストだけを重視すると集客力が下がる恐れがあります。予算内で「集客できるデザイン」を提案できる業者が理想です。見積もり時には、材料費・人件費・設計費・諸経費などを細かく提示してくれる業者を選ぶと後からの追加請求を避けやすく安心です。おしゃれで凝ったデザインだけではなく、 飲食店で重要な回転率、席数、厨房効率を考えた設計を提案してくれるか、細かいようですが、カウンターの高さや席間隔、厨房からの導線ひとつとっても売上に直結するということを理解しておきましょう。

担当者の対応力

内装工事業者の担当者が「飲食店経営の視点」で話を進めてくれるかどうかは重要です。ただ工事をするのではなく、投資でもある内装工事でどれだけ回収ができるのかを考えてくれる業者が理想といえます。また飲食店は保健所の許可、消防設備、建築基準法、風営法など、多くの規制に対応する必要があります。許可申請に不備があると開業が遅れるといったことも考えられるのです。法規対応に詳しく、申請までサポートしてくれる業者を選ぶことが重要です。

上記の3つのポイントを意識することで「安かったけど売り上げにつながらない」「オシャレだけど使い勝手が悪い」といった失敗を避けることができます。

まとめ

飲食店の内装工事は「単なるコスト」ではなく、 中長期的に売上やブランド価値を高めるための投資と考えられます。内装工事業者は、デザインだけにこだわらず、売り上げに結びつく提案をしてくれるかどうかを相見積もりと打ち合わせで見極めることがポイントとなります。

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