飲食店開業に役立つチェックリスト

飲食店開業、なにをどのように進めたらいいの?チェックリストでしっかり確認しましょう!

飲食店開業に必要なこと

飲食店を開業する際には、念入りな準備が必要です。特に飲食店は開業後、約3年で7割が閉店に追い込まれるといわれているからです。しっかりと準備をすることが飲食店を成功させるためのコツといえるのです。さまざまな準備には、長い期間がかかるものや必要な申請手続き、または備品の用意など忘れてしまうと開業することすらできなくなってしまう可能性もあります。開業直前に慌てないために早めに行動することが望ましいといえます。

飲食店開業に役立つチェックリスト

多くの準備を要する飲食店開業ですが、それらを漏れなくおこなうためにチェックリストが役に立ちます。さまざま準備を始めるべき時期、チェックポイントとともに紹介します。

①コンセプト決め(開業12~6か月前)

5W1H(誰に、いつ、どこで、何を、なぜ、どのように)が決まっているかをチェックしましょう

コンセプトは飲食店開業において最も重要なポイントとなります。できるだけ細かく決めることが重要です。開業時期や場所、どのようなジャンルとするのか、店舗のイメージとなるメニューの内容や、価格帯、それらによってターゲット層やスタッフが必要となるかどうかが決まります。

さまざまな視点からコンセプトを決めることで、誰にでもわかりやすく明確なプランをたてることが可能となり、これから先にどうのように行動するべきかがわかりスムーズな流れで開業までたどり着くことができます。これらを曖昧にしてしまうと、あとでブレが生じ、計画そのものがうまくいかなくなる原因にもつながります。 

②事業計画(開業10~5カ月前)

  • 無理のない開業資金となっている
  • ターゲット層や取扱商品が明確である
  • 事業の見通しに根拠のある数値を提示できている

コンセプトが決まり次第、事業計画書を作成します。これは、実際の事業内容とそれに関連して発生する収支についてまとめたものになります。自己資金は、全体に係る費用の3割程度があると安心とされています。金融機関からの融資には審査があり、融資を受けて飲食店の開業を予定している際には、この事業計画が重要な意味をもつこととなります。自己資金も含め、さまざまな費用をどのように調達するのか考えて動く必要があるでしょう。

③物件探し(開業9~6か月前)

  • 物件がコンセプトに合っている
  • 予算内である
  • 契約条件が見合っている

飲食店にとって物件は、その後の経営や売り上げに直接影響がでる重要な要素となります。店舗のコンセプトに合う物件をみつけるには、長い期間がかかる場合もあります。慎重に物件をえらぶためにも時間をかける必要があり、飲食店の開業が決まったらできるだけ早い段階から探し始めることがポイントとなります。

物件には居抜き物件やスケルトン物件などがありますが、絶対に外せない条件や、エリア、予算なども考慮しながら探す必要があるため、インターネット、希望エリアにある不動産会社などできるだけ多くの方法を利用しするといいかもしれません。飲食店舗の場合、保証金の標準となるのが、賃料の6ヵ月~10ヶ月が一般的となっており、退去時のスケルトン戻し工事費用をまかなうための保証金が含まれています。一方で居抜き物件の場合では造作譲渡料(居抜き物件に残されている内装、厨房設備、什器などを買い取るための費用)と、それに関する手数料がかかります。

④内装工事(開業5~3か月前)

  • 照明は適切である
  • 設備(トイレ、水道、冷暖房、WiFiなど)の動作チェック
  • 消化器・防犯システムの動作チェック
  • フロア動線の確認

物件が決定すると、内装工事をおこなうことになります。飲食店の内装工事に含まれるのは、入口、電気、ガス、水道、空調、給排気、厨房設備の設置などです。店舗の内装工事では、多くの業者が関わることになるので、それぞれの手配を綿密に行う必要があります。内装の施工実績が豊富であり、飲食店などの専門性が高く、また保証サービスがある業者を選ぶことがポイントとなります。コンセプトにあった家具で自店舗らしさを表現することができます。

また、内装工事が完了した際には下記のチェックも忘れずにおこないましょう。

厨房設備 調理台/シンク/食洗機/ガスレンジ/フライヤー/オーブン/冷蔵庫/冷凍庫/炊飯器/製氷機/食器棚など
調理用品備品 包丁/まな板/ボウル/ザル/バット/鍋/フライパン/トング/計量カップ/計量スプーン/タッパー/調味料入れ/はかり/ゴミ箱/清掃用具/アルコール消毒など
客席用品備品 テーブル/椅子/紙ナプキン/メニューブック/時計/グラス/カップ/伝票立て/荷物入れ/子ども用椅子・食器/傘立て/レジ/キャッシュ/トレー/領収書・店舗ゴム印・収入印紙/予約済みプレートなど

⑤必要書類(開業2~1か月前)

  • 営業許可の取得
  • 防火管理責任者の資格取得
  • 個人事業の開業届の提出(個人事業主の場合)
  • 法人設立届出書の提出(法人の場合)
  • 青色申告申請書の提出

飲食店を開業するにはさまざまな行政の許可が必要となります。それらをチェックして各都道府県の保健所への必要書類を提出しましょう。届出の費用は無料ですが、営業開始までの提出期限が義務付けられているものがあるの注意が必要です。地域によって差があるため、HPなどであらかじめ調べておき、期限に遅れないよう気をつけましょう。

⑥販促チェック(2~1か月前)

  • Webサイト、SNSアカウントの作成
  • DMや広告、チラシの配布

店舗の販促は開業前からおこなうことができます。SNSなどを利用することで費用をかけることなく把捉活動ができるだけでなく、常に最新の情報をアップするため開店後も手軽に引き続き利用するためにおすすめです。

飲食店開業にあたり、必要と考えられるチェック項目は上記の6点が基本となります。上記以外にもスタッフを採用する場合には、それらに関連する業務が発生します。このようにさまざまな準備にかかる作業を同時におこなう必要があるため、余裕をもって計画的に進めましょう。

まとめ

飲食店開業に関して、やらなくてはならないことのチェックリスト、それらにかかる期間を紹介しました。開業してからトラブルが起きたりしないように、事前にしっかりとチェックしておくことが重要です。思わぬところで時間をとられることもあるので、余裕をもって準備するといいでしょう。

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